無頼庵’s競馬ブログ

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NHKマイルC 見解

荒れるGⅠ⚡NHKマイルC👑

昨年は重賞勝ちのなかった9番人気ラウダシオンの激走勝利で、2着に1番人気レシステンシアが粘ったものの、さらに3着に6番人気ギルデッドミラーがが突っ込んで3連単152.000余りの高額配当となったレース。

それ以前も度々10万円を超える3連単高額配当が出ており荒れるGⅠのイメージが色濃く残る!


今年もフルゲート18頭の出走で争われる💡


昨年の2着馬レシステンシアほどの実績馬が不在の中で、GⅠ朝日杯FSを2歳コースレコードで勝利したグレナディアガーズが人気を集めることになりそう。

重賞ウイナー6頭を数え、伏兵陣も多士済々で難解なメンバー構成となっている。



【展開】
逃げが予想されるピクシーナイトとバスラットレオンだが、4番ゲートを引き当てたバスラットレオンに対してピクシーナイトは大外18番ゲートからのスタート。
まずバスラットレオンが逃げることが想定される。
前に行きたい馬も多くペースはいきなりから早くなるが、中間でひと息入る流れか。



【有力馬】
◎3.ルークズネスト
前走ファルコンSでグレナディアガーズを抑えて重賞初勝利💡
押し出される形で初めての逃げる競馬。
直線に向いて外から来たグレナディアガーズとの叩き合い。
一旦は並ばれるかというとこから馬体を併せて差し返す根性を見せての勝利には価値があった。1:20.1と時計も優秀。
前走から1ハロンの距離延長が嫌われているようだが、それまでの戦績は主にマイルでのもの。前々走シンザン記念では道中掛かりながらも、直線で外からバスラットレオンを交わし勝ち馬ピクシーナイトに迫った脚はマイルでもなんら問題ない💡
スタートがあまり良い方ではなく、今回は従来どおり中団から前の位置で差し脚を伸ばすレースになりそう。
1週前追切りは、栗東Cウッド6ハロン78.1-5ハロン62.9-ラスト11.9という超抜時計をマーク。
人気は譲ってもここで戴冠を果たしても驚けない。
血統的にもサンデーサイレンスの4×3のクロスをもち、母方にマイル適正の高いDanzigの血を持つ。
首の使い方がうまく、低い姿勢から大きなストライドを繰り出す自分好みの馬でもある。


○15.シュネルマイスター
追い切りは、美浦Wコース5ハロン66.7-ラスト12.6を馬なりでマークし併走馬に半馬身先着と申し分ない動き。
1週前にも同コース6ハロン79.0-ラスト12.6の時計を叩き出しておりデキは最高潮にあると思える動き。
前走ディープインパクト記念2000mは2番手から粘り込みタイトルホルダーの2着と好走。
距離短縮のマイルは父Kingmanの血からも適正は高そう。
初の左回りへの対応が取り沙汰されているが、それよりもキレ勝負になった場合と時計勝負への適性が問われる。


▲8.グレナディアガーズ
GⅠ朝日杯FSを2歳コースレコードで勝利したスピードは父Frankel譲り。
3ヶ月ぶりの前走ファルコンSでもルークズネストにアタマ差まで迫った能力は間違いなくトップクラス。
少しの懸念は父Frankelの子は切れ味よりもスピードタイプが多く、産駒は早熟傾向があることと気難しい面があるように見受けられ、出負けして揉まれたりした場合に若干の不安を抱く。
こちらも追切りの動き良く、坂路で馬なりの併走。ラスト12.2秒と切れのある動きで仕上がりに不安はなさそう。



【ヒモ候補】

△ 2.アナザーリリック
特筆すべきレース内容がある訳ではないが、3戦2勝2着1回と底を見せていない点と、血統背景に注目している1頭。
リオンディーズエピファネイア、サートゥルナーリアの兄弟、名牝シーザリオの子で、GⅠ朝日杯FSの勝ち馬。
期待されながらも3歳春に現役引退して種牡馬入りし、現3歳世代が初年度産駒。
母アンソロジーの兄弟に豪メルボルンC2着、有馬記念・ジャパンC2着などのポップロックがいる血統。
その血統背景から生産牧場での期待も大きく、シルクレーシングの所有。
出資を検討したこともある1頭で今後とも注目していきたい1頭。


△4.バスラットレオン
先行しての粘り強さは安定していたが、前々走で逃げに転じてから連勝。
特にNZTは、一度も先頭を譲ることなく中山のマイルを1:33.1の好タイムで逃げ切り勝ち。
上がり最速34.6でタイムトゥヘヴン以下を5馬身千切る強い内容。
ならば今回も逃げたいところに絶好の4番ゲートを引いた💡


☆10.ソングライン
桜花賞で期待したものの、道中メイケイエールにタックルされるように不利を受け戦意喪失。
あの大敗は無視して変り身を期待したくなる。
追切りも美浦Wで5ハロン古馬と併走ラスト11.9と鋭い脚で2馬身先着とまずまずの内容で改めて期待したくなる。


△ 12.ランドオブリバティ
これまでは主に2.000mを使われ、クラシックを目指して来たが、素質がありながらも逸走して競争中止となったり難しい面を見せてきた。
今回初めてマイルに舵を切ってきた。
三浦皇から石橋脩に鞍上を替えてきたことと併せて不気味である。
異父姉リバティハイツも1.400mからマイルで能力を発揮した馬。父がキングカメハメハからディープインパクトに変わったことで適正があっても不思議でない。
距離短縮で折り合い不安も少なくなることはプラスに働き、人気を落とす今回、不気味である。


△13.ホウオウアマゾン
いい位置につけて折り合いも心配なく優等生的競馬ができる馬、さすが1億5千万円の馬。
ヒカルアマランサスは現役時代、重賞1勝含む4勝を上げ、主にマイルで良績を上げた馬。その母の兄弟に金鯱賞勝ち、天皇賞春2着、宝塚記念2着などのカレンミロティックがいる血統。
期待値の高い馬であることは確か。
追い切りもよく勝っても不思議でない素質をもっているが、現状はやや時計のかかるレースになることが望ましいのではないか。


△18.ピクシーナイト
逃げたい馬が大外18番枠を引いてしまった。
スタートして直線が長いだけに大きな不利にはならないだろうが、先頭またはいい位置につけるにはロスがあるのは確か。
前走から中2週というのも気になるところだが、何よりもキレる脚がないと見られるだけに早めに2番手くらいにはつけたいところ。
そのあたりを名手福永Jがどこまでカバーできるか。




最終的には当日のパドックを見てから😉✋
この時期の3歳は当日の身体つきやメンタル面の反応から絞れる馬がいることが多いので…。


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万全の仕上がりをみせたルークズネスト