シンザン記念・フェアリーS 回顧
明け3歳馬による2重賞が、それぞれ中京・中山で開催され、クラシックレースに向けた賞金獲得争いが今後とも激しさを増していきます💡
❏シンザン記念 中京 1600m
まずは9日(日)に開催されたシンザン記念。
圧倒的1番人気に指示されたルメール騎手騎乗のラスールが馬群に沈んだ。
スタートから立ち遅れ、前走新馬戦のリプレイを見るような出遅れ。道中も掛かってチグハグなレースに終わる。
前走後ルメール騎手が『第二のグランアレグリア…』と言ったことや、藤沢和調教師の絶賛するコメントに乗ったファンが多かったのだろうが、このレースに関しては見どころなく終わった。
一方、勝ったマテンロウオリオンは、横山典騎手が最高の騎乗による完璧な立ち回りで、ゴール前迫ってきたソリタリオをクビ差しのいで勝ちきった💡
12/12のデビューから3戦目という強行軍が危惧されたが、それをものともせず結果を出した。
新馬戦で敗れながら2戦目で1勝クラスの万両賞に挑戦して勝ち上がっての重賞挑戦。
陣営には高い期待があったのだろう!
それにしてもタフな3歳馬である。
そして2着のソリタリオは、あと一歩まで迫ったが届かず!
それでもしっかりした脚で伸びてきて素質の高さを証明。次戦以降にも期待を抱かせるに十分な内容だった💡
3着のレッドベルアームはなんとか3着を確保して面目を保ったが、今の段階ではトップクラスと少し差がある印象。
もう少し成長待ちなのかも知れない。
そして、あと1頭残念でならないのが3着馬にハナ差のビーアストニッシド!
1番枠からしっかりスタートを決めながら、逃げると思った岩田康騎手が抑えて、立ち上がるように馬とケンカしながらの追走。
終始ギクシャクした競馬で惨敗してもおかしくない内容。
それでいて大崩れせず4着に粘ったのだから立派💡
ソリタリオと、このビーアストを3連単1・2着固定にしていただけに『なにしてんのや!』と思わず声が出てしまった😅
馬券は3連複的中🎯で、まずまずの結果。
❏フェアリーS 中山 1600m
勝ったライラックは3コーナー手前から上がっていき4コーナーで外を回して直線は420kgという小柄な馬体をフルに使って一気に差し切った。
前走は難しい面を出してレースにならなかったが、まともならやはり能力が高いところを見せつける結果となった💡
ただ父オルフェーヴル譲りの気性が今後どこまで改善されるか見守りたい。
2着のスターズオンアースも強い競馬をした。
4コーナーを回って前が開かず内に切れ込んで伸びた脚はさすが良いものを持っている。
勝負根性もありそうで今後とも楽しみな1頭💡
3着のビジュノワールは4コーナー内目を通ったが進路を確保できず、徐々に外へ回して残り200mからの脚色は1・2着馬に勝るとも劣らない凄みがあった💡
次走が楽しみである。
3番人気のエバーシャドネーは、前走新馬戦で前日のシンザン記念を勝ったマテンロウオリオンを差し切っており期待されたが、内々で窮屈な走りを強いられ、直線でスターズオンアースが内へ切れ込んだあおりを受けた影響も少なからずあり伸びきれず9着に沈んだ。
2番人気エリカヴィータも4コーナーのごちゃついた中で不利を受けて最後は力を出しきれずに終わった印象。
馬券は3着のビジュノワールを拾えず撃沈😭
2レースともに❏注目血統馬から馬券絡みが出ており、シンザン記念は3頭とも該当💡
フェアリーSにおいても2頭が該当しました💡
血統が全てではないものの、2歳から3歳春頃までのキャリアの浅い若駒は判断材料が少ないため、血統面は大きな指標になります。
そこで、今後とも2歳〜3歳春頃までは同じように取り上げていくことにします。
専門的な血統深堀りではなく、ここを見ていただける方が分かりやすいように、国内で活躍した馬の系統を中心に取り上げていこうと思います😉🤚