無頼庵’s競馬ブログ

JRA競馬予想と競馬に関する独断と偏見のブログです。https://twitter.com/BrianYs07

安田記念 回顧

混戦模様と言われながら結果的には実績馬の1着2着。
3着も近走不振だったとはいえGⅠ馬。
戦前の自身の能力評価でもソングライン×シュネルマイスターではあった。

とはいえ出走18頭中17着までが1秒差以内という接戦。
能力上位馬の評価を下げたとはいえ混戦の中で馬券候補はすべて掲示板確保。
それでも肝心の本命指名馬イルーシヴパンサーが飛んでしまった。

馬券発売締め切り直前になって1番人気に押し上げられた感のあったイルーシヴパンサーは、流れ・展開・位置取りともに恵まれず、4角を回ってから何度も前が壁になってチクハグな競馬に。ほとんどまともに追えずに脚を余して負けた感じ。
8着に終わったもののその状態からでも上がり最速タイの脚で勝ち馬から0.2秒差。
この敗戦は度外視したい。

一方勝ったソングラインはパドックで発汗が気になり気持ちが入りすぎていたのが心配だった。TVのパドック解説、細江純子さんも同様の見解を示していたが見事な勝利🏆
スムーズに外を回した池添Jの好騎乗もあったがやはり能力は高いということで納得。

2着シュネルマイスターは腹回りに余裕があり勝ち負けするのは厳しいかと判断して押さえ候補に留めたが、こちらもやはり能力が高かった。
前走ドバイでの大敗は1800mの距離とナイター競馬にとまどってイレ込んでいたことが敗因だったと考えられ、今後ともマイルではトップクラスであることを確信した。

さて8番人気で3着に踏ん張ったサリオス。
馬体重の前走比-22kgには驚いたがパドックで見た感じでは落ち着きもあり馬体もスッキリ見せて、結果的にはこれまでが何だったのかという思い。
レーンJとの相性もいいのかも知れないが、それでも最後はキレ負けした感じ。

予想○としたセリフォスは外から伸びて来て惜しい4着。
まだ3歳での挑戦。
今後マイル戦線での活躍を期待できそうである。

他で気になったのが16番人気のエアロロノア。
向正面では人気のイルーシヴパンサーと並んで最後方を追走。
それでいながらイルーシヴと並んで上がり最速をマークして7着まで追い上げている。
GⅠでは荷が重いと思っていたが予想外の健闘。
7着という着順以上に力を示した。

結果的に◎イルーシヴパンサーの圏外がすべてで、元ジョッキーの田原氏が述べているように直線で思い切って大外に切り替えていればと…私も『外へいけーっ!』と叫んでいたが、馬群が密集した中で一瞬の判断が難しかったのだろうが…😥

レースの流れとしてはホウオウアマゾンがハナを切り、カフェファラオ、ダノンザキッドが続くスローな展開。
早くはならないだろうとの読み通りで上位陣は中団に。
中盤でペースが落ち着いたことで直線では馬群が密集し、結果として外から追い上げたソングラインに向いた展開になったことも確か。

最終的に◎イルーシヴがレースに参加できなかったことでストレスの溜まるレースだった。

マイル王の座はまだまだ混沌とした状態が続きそう。


netkeiba.comより】