皐月賞 回顧
4/17(日) 中山11 GⅠ皐月賞 2000m
先週の混戦桜花賞と違って、こちら牡馬の皐月賞は上位陣とそれ以外では能力差があるように思っていた。
とはいえ直接対決のない上位陣の相対評価が難しく前売りでも人気が割れて混迷を極めていた。
中山の馬場自体が荒れてきているうえに木金曜日の雨の影響が残りスピードとともにパワーが要求される馬場。
勝ったのは福永Jに乗り替わった5番人気のジオグリフ🐴✨🏆
2着入ったイクイノックスともに木村哲厩舎のワンツーフィニッシュ💡
掲示板内に来た5頭ともに馬券候補に上げながら的中を逃した。
原因は勝ったジオグリフの評価に尽きる💦
能力は認め、今回福永Jに乗り替わるということで不気味さを感じていたものの、ノド鳴りの心配は拭いきれず。まさか勝つとは…。というのが正直なところでレース予想以前の問題であり、自身消化不良の結果となった。
ダービーに向けてもこのノド鳴りの状態が引き続き気になるところで、短距離系新種牡馬ドレフォンの子ということでダービーの2400mがプラスに働くことは考え辛く、母系の血でどこまで補えるかという点も併せて気になる。
2着のイクイノックスは直線で一旦は先頭に立ちながら勝馬に差し返される形での敗戦。
ゴール前にきて大外枠と5ヶ月ぶりが響いた可能性が高く、休み明けを叩いて直線の長いダービーでは期待の膨らむ走りだった。
3着のドウデュース。勝てないまでも軸として期待したものの、前半1000mが1.00.2という淡々とした流れの中で後方からの競馬では、上がり最速の脚でも届かなかったのはやむ無し。勝負に負けはしたがダービーに向けて希望の持てる敗戦ではあった💡
2番人気で4着のダノンベルーガは1番枠からのスタートで先行集団につけるには内々を通るしかない状況。3・4角で反応が良くなさそうな状況から最後まで粘った。内側が重い馬場で最後に伸びきれなかったのは仕方ない。
左回りに替わるダービーでは逆転候補であることに変わりはない💡
このレースの結果を踏まえてもダービーでもここでの上位馬の争いになるかと思うが、そこにあと2ハロン延びる距離適性も加味されてくる。
そして…、今回同様悩ましいのがジオグリフのノド鳴り。こればかりは予想の範疇外であり、陣営のコメントなどを参考にするしかなさそう。
最後に皐月賞のあとに行われた12RサンシャインSが美味しいレースだったので…😍
候補の1頭だったフィリオアレグロが+32kgで明らかに太くてやめたことで買い目を減らして狙いの6番人気ブレークアップの粘りで印3頭で決着🐴🏆
皐月賞の消化不良を少し解消することができました。
皐月賞 展望
先週のクラシック第一弾桜花賞は、大混戦の予想通り最下位の18着までが勝馬から1.4秒以内という史上最も少ない着差での決着となりました。
そして今週はいよいよ牡馬クラシック第一弾の皐月賞。
こちらも近年の傾向のように間隔を空けての直行組に加えて上位陣と対戦がない新興勢力の台頭と、判断材料が限定される難しいレース。
それでも牝馬の桜花賞に比べるとある程度上位候補が絞れるレースと見ています。
最終追い切り前で枠順も決まっていない現時点で条件付きも含めた馬券候補として抽出したのは以下の通り。
◎イクイノックス
◎キラーアビリティ
◎ダノンベルーガ
◎ドゥデュース
○アスクビクターモア
○デシエルト
▲ジャスティンパレス
▲ジオグリフ
△オニャンコポン
△ダンテスヴュー
△ビーアストニッシド
△ボーディスウェイ
比較が難しいものの、能力的に評価しているのはダノンベルーガ💡
順調さ、立ち回りのうまさ、安定感でドゥデュース💡
奥がありそうな素質馬イクイノックス💡
折り合いに心配があるが能力は高そうなデシエルトの一発💡
このあたりの中心になりそうで桜花賞ほどの混戦にはならないだろう。
桜花賞 回顧
しばらくブログを留守にしていましたが、このところGⅠを含む重賞レースは大荒れ続きですね💦
ごとごとく1番人気を含む上位人気勢が圏外に飛ぶ異常事態が続いて私の馬券も例に漏れず苦戦しています。
さてその中でクラシック第一弾の桜花賞についての回顧を!
1・2番人気が共に馬券外に終わった割には、人気が割れていたこともあって配当的には中荒れ程度に収まりましたが、結果的には混戦が予想された通りに10着のナミュールまでが勝馬から僅か0.3秒差の争いとなりました💡
内前有利のTBの通り、真ん中から内の枠で先行した馬達に有利な展開となりました。
1番人気のナミュールは心配された大きな出遅れもなく後方馬群を進み、2番人気のサークルオブライフもナミュールのすぐ前を進む展開となったが、何が何でも行くという馬がおらず比較的落ち着いた流れになったことで外枠からの発走で後方外を進まざるをえない2頭には厳しい展開に。
そんな中でも4角大外から脚を伸ばして際どい3着争いまで伸びてきた4着のサークルオブライフには16番枠が災いしたもののさすがの脚は見せてくれただけに残念です。
私の軸馬だっただけに馬券は散ってしまったものの、次走に期待の持てる走りでした🐴✨
一方ナミュールは直線に入ってジワジワという感じで伸びず。難しさが出たか!?
大接戦をものにした勝馬スターズオンアースは道中中団の内につけていたが、向こう正面で川田Jの手が動く状態で追っつけ気味。
4角を回ってからは内に集まった馬群が壁となって中々進路が開かなかったが、一瞬のすきを抜けて加速しようとした瞬間、内にいたピンハイがヨレて接触する場面があった。それでも根性を見せて末脚を発揮。先頭に躍り出ていたウォーターナビレラをハナ差捕まえたところがゴール。
ゴール前の脚は4着のサークルオブライフと並んで素晴らしいものがあった。
直線で進路を確保するまで苦労したが、道中内々の経済コースでじっと我慢した川田Jの好騎乗と馬の勝負根性が栄冠を手繰り寄せた🐴🏆
2着のウォーターナビレラは不利を受けることもなく最高の位置取りでゴールを迎えようとしたが最後のひと押しで涙を飲む形に。
それでも柔軟なレースができるセンスの良さを見せてこの世代トップクラスの力は見せた。
3着のナムラクレアも内々の経済コースをロスなく立ち回りあわや!の場面を作り出したが、やはり戦前から危惧したように若干距離が長い気がした。
陣営もそのことを感じたようで今後は短距離路線を目指すとのこと。
驚いたのは5着のピンハイ。
13番人気ながら前走同様に内々をピッタリ追走して3着争いに食い込みそうな走りを見せた。
ゴール前でヨレて勝馬と接触したが、400kg少々の小柄な馬体で揉まれる展開の中で踏ん張った走りは称賛に値する。
ほかでは逃げるかと思われたパーソナルハイも好位から粘って同じく僅差の6着と健闘!
結果から、オークスも大混戦が続きそうで、距離適性や枠順、その間の成長度合いで順位が変わっても驚けない。
オークスに向けて最有力なのはサークルオブライフかな!?という印象のレースだった。
高松宮記念 ほかメインレース回顧
週末の雨が乾ききらずに重馬場で実施された当レース。電撃のスプリント戦にフルゲート18頭が参戦してゴール前は熾烈な争いとなったが、レシステンシア、メイケイエール、グレナディアガーズといった人気馬が馬券外に飛び、重賞初制覇がGⅠ制覇となった8番人気ナランフレグが内を突いて一気に伸びた🐴✨🏆
本馬とともにGⅠ初勝利の丸田Jの歓喜と感動のインタビューは清々しさに溢れ春のGⅠシリーズの幕開けとしては記憶に残るレースとなった。
2着3着も人気薄が入り3連単配当でなんと278万円余りという大荒れになった⚡
特にブービー17番人気のキルロードが3着に突っ込んできたことに驚いた。
前走も含めて密かにヒモ穴として期待があっただけに、ここで来たか!という感じ。
2着のロータスランドについても印は回りきらなかったが圏内の一頭。
戦前から見ていたように馬券候補が多く、とても上位人気3頭で収まるとは思えなかったが、3頭がともに馬券外に飛ぶとは…。
結果的に馬券候補の多いレースでどう絞り込むか。馬券の組み方を改めて考えさせられるレースでもあった。
勝ったナランフレグについては3歳秋頃の3勝クラスの頃から末脚の切れに注目していたが、その後オープン入りしてからは壁にあたり、後方一辺倒の脚質もあって善戦はしても一歩足りないレースが続いていた。
追い続けた馬ではあったが、重賞を勝てない現状でまさかGⅠを勝てるとは!
展開にも恵まれ丸田Jの好騎乗もあって直線で狭いインを割って突き抜けてきたときは思わず声が出てしまった。
ずっと信じてやれなかった自分の後悔よりも、ついに芝のビッグタイトルを手中に収めることができたゴールドアリュールの子に拍手を贈りたい🐴✨
一方、1番人気を背負いながら掲示板さえ外したレシステンシア。
+18kgの馬体重とはいえスッキリ引き締まったシルエットからは決して太くは見えなかった。横山武Jも振り返っているように原因不明の敗戦。
こんな馬ではないはず。次走での復活に期待したい。
もう1頭不本意な14着に大敗したダイアトニック。
馬場入りして返し馬に向かうところでスタンドから投げかけられた罵声に馬が驚き危うく岩田康Jが落馬しそうになったが、その影響からかスタートて後手を踏み後方からいいところなくの大敗。
単穴で期待していただけに残念だった。
もう1頭忘れてならないのが僅差4着入線のトゥラヴェスーラ。
前走阪急杯でも人気薄で2着に来ているように7歳を迎えて充実期に入っている。元々自身の力分だけは堅実に走るタイプだけに次走以降も注目したい。
❏その他のメインレース結果を簡単振り返る
ここは実力通りの平穏な結果に終わり、タイトルホルダーが菊花賞馬の威厳を保った形。
ほかでは追切りで復調気配を見せていた8番人気クレッシェンドラヴが4着に入り次走以降の走りに注目したい。
勝った4番人気ピースオブエイトと3着ドゥラドーレスの一騎打ちとみていたが、ドゥラドーレスがスタートで後手を踏んで4コーナーから外を回すレースで届かず。
ピースオブエイトはゴール前一旦交わされながらも差し返す味のあるレースで3連勝。
クラシックでも面白い存在となった。
このレースも平穏な結果に終わったが、ほぼ1年ぶりの復帰となったデイリー杯2歳S覇者レッドベルオーブの走りに注目した。
調教は入念に積まれて速いタイムも出していたが、やはり久々の実戦のためか終始掛かり通しで競馬にならず。それでも勝馬から0.7秒差で入線しているあたりやはり能力の高さを感じた。
次走は大いに注目したい。
阪神大賞典ほか前週の重賞回顧
短距離に18頭の多頭数。ましてやキャリアの浅い3歳戦。紛れが生じる可能性が高いレースであったが、1番人気の◎トウシンマカオが直線で前が壁になってポケットに押し込められた状態で何度もブレーキを踏んで右に左にコースを探すロス!追い出しができた時点ですでにノーチャンス。
一方、勝ったプルパレイは前走から差す競馬に転換したことがハマリ、今回も道中内々をロスなく進めたデムーロJの好騎乗もあって直線で一気に抜け出しての快勝!今後も期待できる内容だった。
13番人気で2着に突っ込んできたタイセイディバイン。道中で多少ギクシャクした流れで中団につけて直線に入って前が壁になりながらもすっと外に出されてからはいい伸び脚で内容のあるレース。
すでに8戦目というキャリアも生きたレースだったようだ。
圧倒的1番人気に支持されたディープボンドの強さが目立ったレース💡
和田Jも力を信頼してじっくりと自信の騎乗。古馬になっての成長力で天皇賞春を含め長距離についてはトップの位置にいることに異存はなかろうと思う。
スローペースで流れ、残り千メートルからのロングスパート合戦。
地力が問われる内容となり人気上位が掲示板を占める結果となった。
絶好枠からハナを奪った☆ビーアストニッシド(私の☆は狙いの単穴)がマイペースに持ち込んでアライバルの追撃をハナ差凌いでの勝利。
前々走シンザン記念では逃げると思われた状況で何故かジョッキーとケンカしながらの追走。それでも勝馬から0.3秒差4着と力のあるところを見せていた。気難しい面があるようだが、それでも地力は高い。
父アメリカンペイトリオットは米マイルGⅠの勝馬で現3歳が初年度産駒。ビーアストニッシド以外はこれといった活躍馬は出ていないが、本馬がどこまで成長できるか注目したい。
2着は勝馬の後に続いたアライバルが入り、結果的に行った行ったのレースに。
父がハービンジャーでタフな馬場にも強く。期待の良血でもあり今後にも期待できそうだ。
一方で◎ソリタリオ、▲アサヒ、ともにいいところなく終わった。
ソリタリオは早くから手応えが怪しく追走が精一杯の感じで原因不明の敗戦。アサヒはまたしても出遅れ!これまでのような大きな出遅れではなかったが、その後の内容にも不満。まずは出遅れを改善しないと厳しい。
まずは◎シンティレーションの走り。好位につけて直線に向いたもののジリジリとしか伸びず何とか3着を確保したが物足りない内容。横山武Jのレース後コメントで『タフな馬場が合わなかった…』との事。
この程度の馬場を苦にするようなら、今後少なくとも身体がパンとするまでは頭では狙い辛くなる。
勝ったスタニングローズは少し評価を下げていたが、牡馬と重賞で互角に走ってきただけに、このメンバーでは地力が上だったということ。
名のある方の低評価の影響を無意識に受けていたことは自身の反省材料💦
想定外まさかの3番人気パーソナルハイに有利に展開が働くと少し期待したが、スタートで後手を踏んだことで終わった感。
驚かされたのは9番人気2着のニシノラブウインク。未勝利脱出に5戦を要し今回がすでに7戦目。レースは積極的に前目につけて最後まで粘ったことには驚き。
全体としてレースレベルについて、あまり評価できる内容ではなかった気がする。
以上、馬券の方は阪神大賞典を回避。ほかはスプリングSの単勝&馬連を的中はしたがトータルマイナスで痛い目に💦
本来買うべきレースでないのに、つい手をだしてしまうところは戒めねば!
スプリングSほか 予想
時間がないので簡単予想を!
大荒れはなさそうだが反面、軸馬不在のメンバーという感じ。
ビーアストニッシドにも期待していたが想定以上の人気。
レースぶりに安定感のあるソリタリオをとりあえず軸候補とするが…。
いずれにしても勝負をするレースではなく場合によっては馬券回避。
堅いレース。
人気通りの評価なら馬券妙味なし。