無頼庵’s競馬ブログ

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高松宮記念 ほかメインレース回顧



週末の雨が乾ききらずに重馬場で実施された当レース。電撃のスプリント戦にフルゲート18頭が参戦してゴール前は熾烈な争いとなったが、レシステンシア、メイケイエール、グレナディアガーズといった人気馬が馬券外に飛び、重賞初制覇がGⅠ制覇となった8番人気ナランフレグが内を突いて一気に伸びた🐴✨🏆
本馬とともにGⅠ初勝利の丸田Jの歓喜と感動のインタビューは清々しさに溢れ春のGⅠシリーズの幕開けとしては記憶に残るレースとなった。

2着3着も人気薄が入り3連単配当でなんと278万円余りという大荒れになった⚡

特にブービー17番人気のキルロードが3着に突っ込んできたことに驚いた。
前走も含めて密かにヒモ穴として期待があっただけに、ここで来たか!という感じ。
2着のロータスランドについても印は回りきらなかったが圏内の一頭。

戦前から見ていたように馬券候補が多く、とても上位人気3頭で収まるとは思えなかったが、3頭がともに馬券外に飛ぶとは…。

結果的に馬券候補の多いレースでどう絞り込むか。馬券の組み方を改めて考えさせられるレースでもあった。

勝ったナランフレグについては3歳秋頃の3勝クラスの頃から末脚の切れに注目していたが、その後オープン入りしてからは壁にあたり、後方一辺倒の脚質もあって善戦はしても一歩足りないレースが続いていた。
追い続けた馬ではあったが、重賞を勝てない現状でまさかGⅠを勝てるとは!

展開にも恵まれ丸田Jの好騎乗もあって直線で狭いインを割って突き抜けてきたときは思わず声が出てしまった。
ずっと信じてやれなかった自分の後悔よりも、ついに芝のビッグタイトルを手中に収めることができたゴールドアリュールの子に拍手を贈りたい🐴✨

一方、1番人気を背負いながら掲示板さえ外したレシステンシア。
+18kgの馬体重とはいえスッキリ引き締まったシルエットからは決して太くは見えなかった。横山武Jも振り返っているように原因不明の敗戦。
こんな馬ではないはず。次走での復活に期待したい。

もう1頭不本意な14着に大敗したダイアトニック。
馬場入りして返し馬に向かうところでスタンドから投げかけられた罵声に馬が驚き危うく岩田康Jが落馬しそうになったが、その影響からかスタートて後手を踏み後方からいいところなくの大敗。
単穴で期待していただけに残念だった。

もう1頭忘れてならないのが僅差4着入線のトゥラヴェスーラ。
前走阪急杯でも人気薄で2着に来ているように7歳を迎えて充実期に入っている。元々自身の力分だけは堅実に走るタイプだけに次走以降も注目したい。


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ここは実力通りの平穏な結果に終わり、タイトルホルダーが菊花賞馬の威厳を保った形。
ほかでは追切りで復調気配を見せていた8番人気クレッシェンドラヴが4着に入り次走以降の走りに注目したい。



勝った4番人気ピースオブエイトと3着ドゥラドーレスの一騎打ちとみていたが、ドゥラドーレスがスタートで後手を踏んで4コーナーから外を回すレースで届かず。

ピースオブエイトはゴール前一旦交わされながらも差し返す味のあるレースで3連勝。
クラシックでも面白い存在となった。



このレースも平穏な結果に終わったが、ほぼ1年ぶりの復帰となったデイリー杯2歳S覇者レッドベルオーブの走りに注目した。
調教は入念に積まれて速いタイムも出していたが、やはり久々の実戦のためか終始掛かり通しで競馬にならず。それでも勝馬から0.7秒差で入線しているあたりやはり能力の高さを感じた。
次走は大いに注目したい。