エピファネイア産駒への期待
昨年、期待の新種牡馬として産駒がデビューして、いきなり無敗の牝馬2冠馬デアリングタクトを輩出!
ディープインパクト、キングカメハメハという2頭の大種牡馬を一気に失った日本の競馬界において、次世代のクラシックディスタンスを担う主力種牡馬への第一歩をしるし、今年はさらなる活躍馬の登場が期待されています。
エピファネイアは現役時の成績のみならず、その血統的強みが期待を膨らませることとなっています。
近年の日本競馬はサンデーサイレンス系とキングカメハメハ(キングマンボ系)が席巻することで繁殖牝馬についても同様にこれらが多いことから近親交配を避けるために繁殖牝馬の選択肢が狭められることで、海外から繁殖牝馬を導入するなどの対応していました。
そこに4代前にサンデーの血をもつエピファネイアが新種牡馬として登場。
これにより3代以前にサンデーの血をもつ牝馬との交配が可能になった訳です。
その代表例が先に述べたデアリングタクトであり、以前に紹介したとおりサンデーサイレンスの4✕3のインブリード、いわゆる奇跡の血量といわれる馬の登場が可能になりました。
とはいえ近親交配は他の動物でも同様に、同族の血が濃くなるため先天的に疾患をもった馬が産まれるリスクも伴いますが、歴史上卓越した能力を発揮した馬が多く登場し、その評価が定着しました。
そうした背景もありサラブレッド生産界での期待値は相当高いものがあります。
今年の2歳馬にはエピファの子でこのサンデーの4✕3という血統馬がかなり出てきています。
先週9日(日)の札幌新馬戦を勝ったオーソクレースもその1頭です。
ちなみに同レースで2着に入ったシティレインボーもサンデーの4✕3です。