阪神ジュベナイルF(GⅠ)
いよいよ2020年の競馬も師走を迎え、GⅠレースは古馬の有馬記念、2歳戦の阪神JF、朝日杯フューチュリティS、ホープフルSの4レースを残すのみとなりました。
この一年、コロナ禍の中で無事にレースが開催され、牡牝2頭の無敗三冠馬誕生やジャパンカップで3頭の三冠馬によるワン・ツー・スリーフィニッシユなど歴史的なレースを観れたことに感謝しています。
そして次の日曜日は来年のクラシックホースを狙う2歳牝馬、乙女たちの戦いです。
戦前の評価は、重賞2勝を含むデビューから3連勝の白毛馬ソダシと、同じく重賞2勝で3戦無敗のメイケイエールの2頭に人気が集中しそうです。
また、この両馬はともに白毛のシラユキヒメ一族としても注目を集めています。
それに続くのが2戦負けなし良血サトノレイナス、同じくデビュー2連勝のポールネイロンあたりのようです。
ただし、私はこれらで固く収まるようには思えません。
■ソダシ
長く脚を使えるタイプですが、一族はダート向きのタイプが多く、キレに欠ける懸念がありメンバーが揃ってくるここで勝ちきれるか疑問が残ります。
前走のメンバーも比較的手薄でレース内容・時計ともに平凡に映りました。
もし勝ったらゴメンナサイというしかありませんが(笑)
■メイケイエール
前走ファンタジーSでは道中折り合いを欠きながらも2歳レコードタイムで快勝!
デビュー戦の内容からもスピードが勝ったタイプで、シラユキヒメ一族ながら父ミッキーアイルと同じ鹿毛に出ておりマイル以下の短距離で活躍した父の血が色濃く反映されているように思います。
気になるのが距離が伸びることで前走のように折り合いを欠けばゴール前で失速という不安もあります。
■サトノレイナス
サトノフラッグの下という良血馬。
デビューから2戦ともマイルを勝っており、距離経験という意味では有利であり、レースぶりも2戦とも安定した差し切り勝ちで期待値は高い。
ただし、完成度という意味ではまだ幼さを残していて3歳になってからという気もする…。
【注目馬】
☆オパールムーン
札幌で新馬戦を勝ち上がり前走ファンタジーSは3ヶ月半ぶりの実戦。
成長期とはいえ+12キロの馬体増で出走。レコードタイムで勝ったメイケイエールを3/4馬身まで追い詰めた。
最後方追走し四角で大外からメイケイを1秒上回る上がりタイムで肉薄!
まさに驚愕の鬼脚だった!
デビュー戦でも後方から脚を伸ばすレースをしており折り合いには心配なさそう。
ただ2戦を見る限りエンジンのかかりが遅いタイプなのかも知れず、差し届かないという可能性かあるが、休み明け2戦目で上昇が見込めるだけに希望を抱かせる魅力がある。
ノームコアのように鞍上のヨコテンが理解に苦しむ奇策に打って出ない限り…(笑)