天皇賞・春2021
今回はやや手薄なメンバー🐴
近年は、トップクラスの海外遠征が増えたことや、超長距離のこのレースを避ける陣営もあり、GⅠ馬は菊花賞馬のワールドプレミアとダービー馬マカヒキの2頭のみ。
ちょっと寂しいメンバーとも言えるが、それもあって人気は予想通り割れている。
前日18時時点の1番人気がディープボンドの単勝オッズ3.8倍。
当日にはワールドプレミア、アリストテレスのオッズ逆転があってもおかしくない。
戦前から、荒れる荒れる!と言われているが、そう思って人気が割れることで、逆に大荒れはないのではと思う。
今回は京都競馬場の大改装工事による阪神開催で、外回りスタートから2周目で内回りに入る特殊なコース。
内回りに入って最後の直線が短くなり、3〜4角から各馬早めに仕掛けてくる形になる⚡
ゴール前に急坂が待ち構えており、例年の京都コースよりもさらにタフなレースになることで、スタミナ勝負になることは想像に難くない。
したがって、長距離適性のない馬にとってはさらに厳しいレースになるだろう。
また、馬場も稍重か、それに近い良馬場になりそうで、よりパワーの要求されるレースになりそう。
上がりのレースになる可能性は低く、キレ負けする馬にもチャンスはある。
以下に馬券候補各馬の考察をまとめてみたものの絞りきれない難解なレース。
最終的にはパドックの状態をみてからになる。
【中心馬】
◎ 2.アリストテレス
人気を下げているが…。
前走の敗因は道悪よりもイレ込みだと考える。
落ち着いて折り合えれば、このメンバーならやはり一枚上と考えるが。
当日のパドックと返し馬を確認してからの最終判断。
○17.オーソリティ
昨秋、古馬との初対戦アルゼンチン共和国杯での勝利。前走ダイヤモンドSの内容からも、ここなら上位の扱い。
母はエピファネイアの全妹。
父はスタミナ豊富なステイゴールド系オルフェーヴル。
一発があるかも!
▲ 5.ディアスティマ
条件戦を連勝し、初めての古馬重賞への出走。
いきなり壁は高くなるが、逃げもしくは2・3番手につけられる脚は今回有利に働く。
併せて、前走で同じ条件の松籟Sを勝っていることは大きなアドバンテージで、いきなり突き抜けても驚けない。
▲ 3.カレンブーケドール
とにかく勝てない…。
これまで3度のGⅠ競争2着を含めて、常にトップクラスの結果を出しながら勝てない。
反面、常に安定した能力を発揮するだけに、このメンバーなら戴冠も大いに可能。
【馬券対象】
△ 1.ワールドプレミア
一昨年の菊花賞勝利後も大崩のない走りで、今回のメンバーならと人気している。
追切の動きも好感の持てるものだが、菊花賞勝利時のメンバーが今考えてもレベル的に疑問なメンバーで、その評価には懐疑的。
△ 7.ユーキャンスマイル
長距離戦に高い適正がありながらも、なかなか突き抜けられない状態が続いていたが、前走阪神大賞典で2着。
ただ、重馬場のレースでディープボンドから5馬身離されてのもの、過剰な期待はできない。
△12.ディープボンド
世代上位の能力があるのは認めるが、前走阪神大賞典をユーキャンスマイルに5馬身差をつけて勝ったことで、いきなりの評価上昇には違和感を感じる。
今回も馬場は有利に働きそうだが、果たして続けて前走と同じように結果を出せるのか…?
△14.ウインマリリン
不気味ではあるも、重馬場への適性と関西圏での輸送競馬に少しの不安を感じる。
ギリギリまで頭を悩ませそう😅
激走があっても驚けないディアスティマ